角倍率(読み)かくばいりつ

精選版 日本国語大辞典 「角倍率」の意味・読み・例文・類語

かく‐ばいりつ【角倍率】

  1. 〘 名詞 〙 物体の像を見込む角と物体を見込む角の比。望遠鏡倍率に用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の角倍率の言及

【倍率】より

…小線分を光軸に垂直においたときの倍率が横倍率であり,小線分を光軸上においたときの倍率を縦倍率という。さらに,光軸上の共役点(主点)を通る共役な光線が光軸と交わる傾角の正接の比を角倍率という。縦倍率α,横倍率β,角倍率γは,それぞれα=-ff′/z2,β=-f/z=-z′/f′,γ=tanu′/tanuz/f′=f/z′で与えられる(図)。…

【レンズ】より

…薄い単レンズの場合にならって作図によって像を求める場合には,(1)光軸に平行な入射光線は二つの主平面において高さを変えることなく後側焦点F′を通るように屈折する,(2)前側焦点Fを通る入射光線は二つの主平面において高さを変えることなく光軸に平行な射出光線となるとすればよい(図2)。 共役点の一方に入射し他方から射出する光線の,光軸に対する傾き角uu′の比u′/uをその共役点の角倍率という。角倍率が+1である共役点の組を節点,節点を通り光軸に垂直な平面を節平面という。…

※「角倍率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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