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望遠鏡 ぼうえんきょう telescope

翻訳|telescope

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

望遠鏡
ぼうえんきょう
telescope

遠方にある物体を拡大して見るための光学器械。原理的には対物レンズ接眼レンズとからなり,対物レンズでつくられた遠方の物体の実像を接眼レンズで拡大された虚像として見るようになっている。

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デジタル大辞泉の解説

ぼうえん‐きょう〔バウヱンキヤウ〕【望遠鏡】

遠くにある物体を拡大して見るため、レンズや反射鏡を組み合わせて筒にはめこんだ光学器械屈折望遠鏡反射望遠鏡などがある。

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百科事典マイペディアの解説

望遠鏡【ぼうえんきょう】

遠くの物体を拡大して大きく見るための器械。電波望遠鏡,X線望遠鏡などもあるが,単に望遠鏡といえばふつうは可視光による光学望遠鏡を指す。1608年にオランダでH.リッペルスハイなる人物が特許を申請したとの記録が残っており,翌年にはガリレイが自作の望遠鏡で月の観測を行っている。
→関連項目双眼鏡対物レンズ

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世界大百科事典 第2版の解説

ぼうえんきょう【望遠鏡 telescope】

対物レンズと接眼レンズ,あるいは凹面鏡(対物鏡という)と接眼鏡の組合せによって遠方の物体を光学的に近づけ,拡大して観察するための装置。取り扱う電磁波の波長領域の拡大とともにX線望遠鏡,電波望遠鏡なども開発されたが,単に望遠鏡という場合は可視光の領域を対象とする光学望遠鏡を指す。 歴史的には17世紀初頭,オランダのミデルブルフイタリアから技術導入されたガラス工場があり,クリスタルガラスが生産され,レンズ研磨から眼鏡の生産まで行われていたが,レンズ研磨師のリッペルスハイHans Lippershey(?‐1619)が1608年に望遠鏡の特許を申請したことが記録に残っている。

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大辞林 第三版の解説

ぼうえんきょう【望遠鏡】

遠方の物体を拡大して見る光学装置。凸レンズの対物レンズまたは、凹面鏡の対物鏡で得た像を接眼レンズで拡大して見るもの。対物レンズを用いるものを屈折望遠鏡、対物鏡を用いる物を反射望遠鏡という。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

望遠鏡
ぼうえんきょう
telescope

光学系の組合せにより、遠方の物体を拡大して眺める器械。レンズの光学的記述は11世紀のイブン・アル・ハイサムの著作にみられ、13世紀にはR・ベーコンが光学的利用を唱え、眼鏡がつくられ始めた。当初、レンズの材料は水晶か透明な緑柱石であったが、やがてガラスが使われるようになった。17世紀初めオランダで良質のレンズが生産され、眼鏡師のリッペルスハイHans Lippershey(1570―1619)が、1608年に望遠鏡を発明したとされる。これを聞いたイタリアのガリレイは、光学理論によってただちに倍率3倍の望遠鏡を製作し、さらに高性能のものに改良して、1609年に月面や天の川、そして惑星などに望遠鏡を向け、月面や木星の四大衛星(ガリレオ衛星)の忠実な記録を残し、これらの結果は10年に『星界からの報告』として刊行された。以降、天体観測に望遠鏡は不可欠の器械となり、ケプラーホイヘンスヘベリウスニュートン、W・ハーシェルら多くの研究者によって改良が重ねられた。天文学の発展が望遠鏡の発達と軌を一にしているといっても過言ではなく、今日では、口径6メートル鏡が実用に供されており、さらに大きな望遠鏡の建設が世界各国で計画されている。
 望遠鏡は天文観測器械として発達したが、その本来の機能から、その当初から軍事用の器械としても、航海用器械としても重要であったことはいうまでもない。
 望遠鏡の日本への渡来についての確かな記録は、江戸幕府によって編纂(へんさん)された外交資料集成の『通航一覧』第252巻にみられる。それによれば1613年(慶長18)に、イギリス軍艦クローブ号艦長セリスJohn Sarisが駿府(すんぷ)(静岡)で徳川家康に会見した際の献上品に、鉄砲などとともに「長一間之靉靆(あいたい)」があり、「六里見え」とある。靉靆とはめがねのことであり、それが長さ1間(1.8メートル)で、6里(約24キロメートル)離れたものがみえる、とあり、望遠鏡であることが知られる。以後も長崎のオランダ商館を通したりして望遠鏡は輸入されたが、それらを手本に日本でも望遠鏡を製作するようになった。
 名を知られた望遠鏡製作者に岩崎家があり、その祖、善兵衛は「窺天鏡(きてんきょう)」と名づけた屈折望遠鏡を1793年(寛政5)に製作、この家は明治までその製造を続けた。また鉄砲鍛冶(かじ)の国友藤兵衛は天保(てんぽう)年間(1830~44)に反射望遠鏡を自作し、太陽黒点を観測した。望遠鏡は遠目鏡(とおめがね)、星眼鏡ともよばれた。[石田五郎]

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世界大百科事典内の望遠鏡の言及

【倍率】より

… 虫眼鏡と顕微鏡では,像を明視の距離D(25cm)につくったときの横倍率で倍率を表し,虫眼鏡の焦点距離をf,顕微鏡の対物レンズと接眼レンズの焦点距離をそれぞれf1f2とすれば,虫眼鏡の倍率はD/f,顕微鏡の倍率は⊿×D/(f1f2)で与えられる(⊿は顕微鏡の光学的鏡筒長で,通常18cmである)。望遠鏡では,像の視角と肉眼で見た物体の視角の比を倍率といい,対物レンズおよび接眼レンズの焦点距離をそれぞれf1,f2としてf1/f2で与えられる。 実際の光学系では,倍率は歪曲や像面のとり方,すなわちピント合せによって変化する。…

【分解能】より

…これは分散系の性能とレンズの結像性能で決まるが,レンズを無収差としたとき,回折格子分光器では回折次数をm,開口に含まれる格子線の数をNとしてmNで,またファブリ=ペロー干渉分光器では干渉次数をkフィネスRとしてkRで,プリズム分光器ではプリズムの底辺の長さをt,プリズム材料の分散をδn/δλ(nはプリズムの屈折率)として,t・(δn/δλ)で与えられる。
[望遠鏡や目]
 望遠鏡,顕微鏡などの光学器械や目(これも一種の光学器械とみなせる)などでは,2点または2線を分離して見分ける能力をいう。これらの光学器械では,二つの近接する,等しい光度の点や線の像は,その間隔をせばめていくとついには分離したものとしては見えなくなる。…

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