角閃石岩(読み)かくせんせきがん(英語表記)hornblendite

岩石学辞典 「角閃石岩」の解説

角閃石岩

主として角閃石からなる粗粒顕晶質の超マフィック質火成岩.副成分として長石黒雲母,橄欖(かんらん)石なども含まれる.長石の量が増加するとアッピン岩(appinite)となり,黒雲母が増加するとラルツァイト(lherzite)またはスタヴライト(stavrite)となり,橄欖石が増加するとアルジェーヌ岩(argeinite)や角閃石橄欖岩となる[Phillips : 1846, Dana : 1874, 1880].なお角閃岩(amphibolite)は角閃石と斜長石からなる変成岩をいう.国際地学連合火成岩分類委員会による一般的な火成岩分類では,橄欖石─輝石─角閃石三角図で角閃石量が90%以上のものをいう[Geo-times : 1972].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android