解衣の(読み)ときぎぬの

精選版 日本国語大辞典 「解衣の」の意味・読み・例文・類語

ときぎぬ‐の【解衣の】

① 解いた衣類が乱れやすいことから「思ひ乱る」「恋ひ乱る」にかかる。
万葉(8C後)一〇・二〇九二「解衣(とききぬの) 思ひ乱れて いつしかと 吾が待つ今夜
② 衣を解いて、また仕立てるところから「さらなる」にかかる。
※家持集(11C前か)冬「逢はずあるものならなくにときぎぬの更なる恋も我はするかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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