言ひ屈ず(読み)イイクンズ

デジタル大辞泉 「言ひ屈ず」の意味・読み・例文・類語

いい‐くん・ず〔いひ‐〕【言ひ屈ず】

[動サ変]言って力を落とす。しょげて言う。
「昨日までさばかりあらむものの、夜のほどに消えぬらむこと、と―・ずれば」〈・八七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言ひ屈ず」の意味・読み・例文・類語

いい‐くん・ずいひ‥【言屈】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙 がっかりして物を言う。言って力を落とす。
    1. [初出の実例]「昨日までさばかりあらんものの、夜の程に消えぬらんことといひくんずれば」(出典:枕草子(10C終)八七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android