精選版 日本国語大辞典 「言始」の意味・読み・例文・類語
いい‐はじ・める いひ‥【言始】
〘他マ下一〙 いひはじ・む 〘他マ下二〙
① はじめてそのことを言う。言い出す。
※竹取(9C末‐10C初)「是をなむ、玉さかるとはいひはじめける」
② ある人に愛のことばをかけはじめる。異性を愛しはじめる。
※後撰(951‐953頃)恋二・六〇六・詞書「人をいひはしめむとて」
③ 話し始める。
※応永本論語抄(1420)学而第一「一方よりちゃっといい始るを言といい、相逢て答述するを語と云也」
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