言悩む(読み)イイナヤム

デジタル大辞泉 「言悩む」の意味・読み・例文・類語

いい‐なや・む〔いひ‐〕【言(い)悩む】

[動マ五(四)]
言うべきかどうかと悩む。「さんざん―・んだすえ秘密を打ち明ける」
思うとおりのことが言えないで表現に苦労する。「どうあいさつしたものか―・む」
言葉に出して心配する。
「なほ、いかなる事にかあらむと―・む人多かるに」〈狭衣・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言悩む」の意味・読み・例文・類語

いい‐なや・むいひ‥【言悩】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
  2. 言葉に出して心配する。いろいろと言って心配する。
    1. [初出の実例]「猶、いかなる事にかあらん、といひなやむ人多かるに」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四)
  3. 言いづらく思う。気がひけてなかなか言えない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む