言慰(読み)いいなぐさむ

精選版 日本国語大辞典 「言慰」の意味・読み・例文・類語

いい‐なぐさ・む いひ‥【言慰】

[1] 〘他マ下二〙 あれこれと言って人の気持を慰める。慰めのことばを言う。
平中(965頃)一「この男の友達ども集まり来て、いひなぐさめなどしければ」
[2] 〘自マ四〙 いろいろと話をして心が晴れる。話をすることで心が慰められる。
徒然草(1331頃)一二「をかしきことも、世のはかなき事も、うらなくいひなぐさまんこそうれしかるべきに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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