ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「詩篇歌」の意味・わかりやすい解説
詩篇歌
しへんか
Psalmen-Lieder
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…カルバンに始まる改革派教会は,聖書の直接的な福音以外のいっさいを虚飾と見るピューリタン的態度によって,音楽的には貧困をもたらした。改革派を基盤として新たに生まれた音楽は,《詩篇》の韻文訳に簡素な4声体の和声付けをした詩篇歌のみである。しかし,その音楽的スタイルが,あとに続くプロテスタント諸派の〈賛美歌〉の源流となった事実には,注目しなければならない。…
…中世のドイツのライゼLeise,北欧のクリスマス・キャロルをはじめ,イタリアのラウダlauda,ポルトガル,スペインのカンティガcantigaなどが隆盛をみた。 16世紀の宗教改革は賛美歌史上に新たな局面をもたらし,とくにドイツのコラール,カルバン派やイギリスの詩篇歌など,カトリック典礼音楽となんらかのかかわりを保ちつつも,自国語による各国各派固有の賛美歌が飛躍的な進展をみた。とりわけ18,19世紀のイギリスでは,韻文訳《詩篇》の付曲のほかに,賛美歌創作が各宗派で盛んに試みられ,賛美歌黄金時代を築いた。…
…アレグリGregorio Allegri(1582‐1652)の《ミゼレレ》は典礼曲であるが,J.S.バッハ,ヘンデル,ブルックナーなどでは〈詩篇曲〉と呼んでよい芸術的楽種が展開して,今日に及んでいる。プロテスタント教会ではルターも自国語訳を試みたし,カルバン派はとくに自国語訳《詩篇》を重んじ,押韻された詩篇歌集を生んだ。カトリック教会においては第2バチカン公会議に先立って,自国語による《詩篇》の歌唱がとくにフランスでイエズス会士ジェリノーJoseph Gelineau(1920‐ )らによって促進され,今日の日本における〈典礼聖歌〉は主としてその流れを汲むものである。…
※「詩篇歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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