読が下る(読み)よみがくだる

精選版 日本国語大辞典 「読が下る」の意味・読み・例文・類語

よみ【読】 が 下(くだ)

  1. 読むことができる。読解できる。
    1. [初出の実例]「にうはうたちはきこしめし、いやこれなるあき人が、ふみおゑさせて有けるが、何共よみかくたらいて、これおわらい申とて」(出典:説経節・しんとく丸(1681‐88頃)中)
  2. 判断がつく。わけがわかる。納得がいく。
    1. [初出の実例]「先ありさまは家持か借家か読(ヨミ)の下(クダ)らぬ人なれば」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android