譬を取る(読み)たとえをとる

精選版 日本国語大辞典 「譬を取る」の意味・読み・例文・類語

たとえ【譬】 を 取(と)

わかりやすい同様の実例をあげる。似た例を思い浮かべて表現する。多く下に打消の語を伴って用いる。
玉葉‐仁安二年(1167)正月二〇日「遅参畢甚、取喩無物」
太平記(14C後)一〇「泣歎き憂へ悲しむこと、喩(タトヘ)をとるに物なし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android