譬を取る(読み)たとえをとる

精選版 日本国語大辞典 「譬を取る」の意味・読み・例文・類語

たとえ【譬】 を 取(と)

  1. わかりやすい同様の実例をあげる。似た例を思い浮かべて表現する。多く下に打消の語を伴って用いる。
    1. [初出の実例]「遅参畢甚、取喩無物」(出典玉葉和歌集‐仁安二年(1167)正月二〇日)
    2. 「泣歎き憂へ悲しむこと、喩(タトヘ)をとるに物なし」(出典:太平記(14C後)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android