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豪中原子力合意 ごうちゅうげんしりょくごうい

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知恵蔵2015の解説

豪中原子力合意

オーストラリア政府は2006年4月、訪豪した中国の温家宝首相に対して、平和利用に限定して中国へ豪州産ウランを輸出する旨を伝えた。対中ウラン輸出の条件として、オーストラリアは、(1)中国の発電所に対してウランを輸出契約する、(2)平和利用に限定して軍事転用を禁止する、(3)オーストラリアは対中輸出ウランの使途を検証する、の3項目を求めた。これらの条件を中国側が受け入れたため、オーストラリアは対中ウラン輸出に踏み切った。オーストラリアには世界のウラン埋蔵量のほぼ40%が確認されており、世界中から引き合いがある。米印の原子力協定合意を受けて、ハワード首相は国際原子力機関(IAEA)の査察を条件に、インドに対してもウラン輸出を行う可能性を示唆している。もともとオーストラリア政府は、ウランの輸出先を核拡散防止条約(NPT)加盟国に厳しく限定してきたが、米国の世界戦略に歩調を合わせながら、ウランの輸出条件を緩和しつつある。

(竹田いさみ 獨協大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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