負ば抱かろう(読み)おぶえばだかろう

精選版 日本国語大辞典 「負ば抱かろう」の意味・読み・例文・類語

おぶえ【負】 ば 抱(だ)かろう

  1. 背負ってやれば、次には抱かれたいというの意。一度世話をしてやると、そのうえさらにめんどうを見てもらおうとする。いい顔をしていれば、恩になれて、つけあがることのたとえ。
    1. [初出の実例]「重ね重ねの御厚恩、背負(オブ)はうと言へば抱からうといふ甘えた言語(ことば)」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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