責落(読み)せめおとす

精選版 日本国語大辞典 「責落」の意味・読み・例文・類語

せめ‐おと・す【責落】

〘他サ五(四)〙
① 責めて承知させる。くどきおとす。
落窪(10C後)二「後の夜せめおとさんと思ひて、まうで来てあくるに」
② 責めて白状させる。拷問にかけて隠していることなどを言わせる。
※浄瑠璃・義氏(1651)三「七度八度のとひじゃうをかけ、責おとさせたまへや」
③ 責めて追いやる。
※虎明本狂言・朝比奈(室町末‐近世初)「ぢごくへせめおとさうずるとぞんじて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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