普及版 字通 「踟」の読み・字形・画数・意味
踟
15画
[字訓] たちもとおる
[字形] 形声
声符は知(ち)。踟(ちちゅ)・踟(ちちよ)など、二字連文として用いる。
[訓義]
1. たちもとおる、ためらう。
2. とどまる、ゆきがてにする。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕踟 オソシ・タチモトホル・タチヤスラフ 〔字鏡集〕踟 ユキヤラズ・ユキススマズ・オソシ
[語系]
踟(躊)die-dio、躊diu-diaは声の近い連文で、たちもとおり、ゆきなやむ状態をいう形況の語。躅diek-diok、彳thiek-thiokも同じ。彳thiek、thiak、夂tiei、tiet、躓・窒tietなども、みな声義に関係がある。
[熟語]
踟▶・踟躊▶・踟佇▶・踟▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報