踽踽(読み)くく

精選版 日本国語大辞典 「踽踽」の意味・読み・例文・類語

く‐く【踽踽】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「踽」はひとりで行くさま ) ひとりで行くさま。たったひとりのさま。
    1. [初出の実例]「踽踽洋洋我意適、療得折腰不寧痾」(出典:柳北詩鈔(1894)一・帰去来図)
    2. 「小野さんは夢の様に歩を移して来た。踽々(クク)として独り行くと云ふ句に似てゐる」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一四)
    3. [その他の文献]〔詩経‐唐風・杜〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む