農泊(読み)のうはく

共同通信ニュース用語解説 「農泊」の解説

農泊

観光客が農山漁村に宿泊し、地域に根ざした食事や農業体験、地元文化を楽しむ滞在型の旅行。農泊の推進により、地域の収益確保や雇用創出が期待されている。農林水産省古民家などを活用した滞在施設やWi―Fi整備などを支援している。農泊地域の1泊当たりの平均宿泊費は旅行全体に比べて安く、高付加価値化といった課題が指摘される。

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知恵蔵mini 「農泊」の解説

農泊

農家民宿や古民家などを利用して農山漁村に宿泊し、日本の伝統的な生活やそこで暮らす人々との交流を味わう滞在型旅行。都市と農山漁村のそれぞれに住む人々が互いの地域の魅力を知り、理解を深めるとともに、ヒトやモノ、情報が双方向に活発に行き交うことが期待されている。主要な観光地に集中しがちな旅行者を農山漁村へと呼び込むことで宿泊者数や農林水産物の消費拡大を促し、農山漁村の所得を向上させる目的もある。農林水産省は農泊推進イベントを支援するなどして、ビジネスとして農泊を提供できる体制の整備を目指している。

(2018-2-1)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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