退引ならない(読み)のっぴきならない

精選版 日本国語大辞典 「退引ならない」の意味・読み・例文・類語

のっぴき【退引】=ならない[=ならぬ]

  1. 避けることもしりぞくこともできない。のがれることができない。動きがとれない。進退きわまる。ぬきさしならぬ。のきひきならない。
    1. [初出の実例]「あまつさへ私の身を書入れ、のっぴきならぬやうに身をつなぎとどめられ候」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む