逆転温度(読み)ぎゃくてんおんど(その他表記)inversion temperature

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「逆転温度」の意味・わかりやすい解説

逆転温度
ぎゃくてんおんど
inversion temperature

(1) 熱力学における逆転温度。 (→ジュール=トムソン効果 ) (2) 熱起電力は広い温度範囲で温度の二次式で表わされ,ある温度をこえると起電力の向きが逆転する。これを逆転温度という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 「逆転温度」の解説

逆転温度
ギャクテンオンド
inversion temperature

[別用語参照]ジュール-トムソン効果

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の逆転温度の言及

【ジュール=トムソン効果】より

…⊿Tと⊿pは比例し,定圧熱容量をcpとすると, ⊿T=⊿pT(∂V/∂T)pV}/cpの関係がある。この比例係数⊿T/⊿pをジュール=トムソン係数といい,それが0になる温度をその気体の逆転温度という。逆転温度以下では温度降下が起こり,それ以上の温度では温度上昇が起こる。…

※「逆転温度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android