這付(読み)はいつく

精選版 日本国語大辞典 「這付」の意味・読み・例文・類語

はい‐つ・く はひ‥【這付】

[1] 〘自カ四〙
① くっつく。くっついて離れなくなる。
※ロドリゲス日本大文典(1604‐08)「ホタルビノ カヤヤノ メノキニ faitçuquite(ハイツキテ)
② ようやくたどりつく。
※雑俳・柳多留‐一一(1776)「はいつくと四五寸のけるまくわ瓜」
[2] 〘自カ下二〙 ⇒はいつける(這付)

はい‐つ・ける はひ‥【這付】

〘自カ下一〙 はひつ・く 〘自カ下二〙
① はって近寄る。
※俳諧・文政句帖‐六年(1823)五月「蝶とぶや児這ひつけばつけば又」
② 女に言い寄る。夜ばいをする。
歌舞伎・綴合新著膝栗毛(1863‐80)二幕「順礼の娘に這(ハ)ひつけて、天井を踏抜いて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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