這蔦の(読み)はうつたの

精選版 日本国語大辞典 「這蔦の」の意味・読み・例文・類語

はうつた‐の はふつた‥【這蔦の】

(つた)のつるが幾筋にも分かれて延びていくところから、「別る」「己(おの)が向き向き」などにかかる。
万葉(8C後)九・一八〇四「遠つ国 黄泉の界に 蔓都多乃(はふツタノ) 己が向き向き 天雲の 別れし行けば」

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