遅を取る(読み)おくれをとる

精選版 日本国語大辞典 「遅を取る」の意味・読み・例文・類語

おくれ【遅】 を 取(と)

  1. 負ける。失敗する。また、他より劣る。
    1. [初出の実例]「合戦にをくれを、とりたることなれば、つめて大事也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
  2. 恐れて気力がなくなる。気おくれする。
    1. [初出の実例]「人間のならひ、恩愛・執着に命をおしみ、思はぬをくれもとることあり」(出典:浄瑠璃・源氏冷泉節(1710頃)冷泉節)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android