気力(読み)キリョク

デジタル大辞泉 「気力」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「気力」の意味・読み・例文・類語

き‐りょく【気力】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事をなしとげようとする精神の力。また、心の活動力。元気。気魄(きはく)
    1. [初出の実例]「早春内宴、侍仁寿殿、同賦春娃無気力」(出典:菅家文草(900頃)二)
    2. 「捨身無常の観念、道路にしなん、是天の命なりと、気力聊(いささか)とり直し」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)飯坂)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐西周策・赧王〕
  3. 性的な活力。精力。
    1. [初出の実例]「気力の毒買はう。〈略〉某つれたる女どもの、気力あまりよく候まま、一服飲ませたうて」(出典:咄本・醒睡笑(1628)六)
  4. きりょく(汽力)
  5. きりき(気力)

き‐りき【気力】

  1. 〘 名詞 〙 電気の力。
    1. [初出の実例]「伝信機とは越列機篤児(エレキトル)の気力を以て遠方音信を伝ふるものを云ふ」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初)

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普及版 字通 「気力」の読み・字形・画数・意味

【気力】きりよく

ことを遂行する力。根気。〔韓非子五蠹〕事異なれば則ち備へ變ず。上古はを競ひ、中世智謀ひ、當今は氣力を爭ふ。

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