遅滞破水(読み)チタイハスイ

デジタル大辞泉 「遅滞破水」の意味・読み・例文・類語

ちたい‐はすい【遅滞破水】

分娩ぶんべん時に、子宮口が完全に開いても、卵膜が破れずに破水が起こらないこと。遅延破水。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の遅滞破水の言及

【破水】より

…また破水がまったくおこらず,胎児が卵膜をかぶったまま娩出された場合を幸帽児(被膜児)とよぶが,これはふつう早産の場合にみられる。子宮口が全開大になっても破水しないものは遅滞破水とよばれるが,これは人工被膜を行えばまったく問題はない。 前期破水は,胎児の細菌感染や臍帯(さいたい)脱出などの危険が大きいので厳重な注意が必要で,ふつう抗生物質の予防的投与が行われる。…

※「遅滞破水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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