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破水 はすい

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妊娠・子育て用語辞典の解説

はすい【破水】

胎児を包んでいる膜が破れ、中の羊水が出てくることです。ふつうはお産が進み、子宮口が、胎児の頭が通れるくらい十分に開いたとき(子宮口全開大)に起こります。陣痛が始まっていないのに破水してしまうことを「前期破水」、破水後で子宮口全開大前の破水を「早期破水」といいます。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授)
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デジタル大辞泉の解説

は‐すい【破水】

[名](スル)胎児や羊水の入っている卵膜が破れ、羊水が排出されること。ふつう分娩に際して起こる。
[補説]書名別項。→破水

はすい【破水】[書名]

南木佳士の処女小説。昭和56年(1981)、第53回文学界新人賞を受賞した著者のデビュー作。

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百科事典マイペディアの解説

破水【はすい】

胎胞が破れて羊水が流出すること。出産(分娩(ぶんべん))の第1期(開口期)陣痛時に卵膜の一部が子宮壁から剥離(はくり)し,その中へ羊水の一部が圧入されて胎胞が形成され,子宮下部や頸(けい)管を押し広げる
→関連項目鉗子分娩前置胎盤

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世界大百科事典 第2版の解説

はすい【破水 rupture of the bag】

妊娠中,胎児は卵膜(生物学では胚膜と呼ぶ)とよばれる薄い膜に囲まれた腔の中に満たされた羊水に浮遊した状態で発育している。この卵膜が破れて羊水が流出することを破水という。卵膜は妊娠中は子宮内壁に密着しているが,陣痛(子宮収縮)がおこって子宮頸管がしだいに開大してくると,子宮の下方に付着していた卵膜は剝離(はくり)して,中に羊水を含んだまま子宮口から外方へ膨隆してくる。これを胎胞bag of waterという。

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大辞林 第三版の解説

はすい【破水】

( 名 ) スル
分娩時、胎胞が破れて羊水が出ること。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

破水
はすい
rupture of the bag of waters

妊娠中に胎児とその周囲の羊水を包んでいる卵膜が破れて,羊水が流出すること。最も正常な妊娠経過では,子宮口が完全に開いてから破水が起る。陣痛の起る前に破水した場合を前期破水,子宮口の全開大前の破水を早期破水と呼ぶが,破水の異常そのものは,かつて考えられていたほど危険なものではない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

破水
はすい

胎胞(たいほう)破裂ともいい、出産時に産道を開大するのに役だつ胎胞が極度に緊張し、ついには内圧に耐えられずに破裂し、胎胞内にあった20~30ミリリットルの前羊水を流出することをさす。外子宮口の全開大後におこるのが正常であり、陣痛のくる前の前期破水や外子宮口全開大前におこる早期破水などは異常とされる。また、胎胞の破れる部位は胎児先進部付近だけに認められるとは限らず、ときには子宮口よりも上部でおこることもあり、高位破水とよばれる。このような場合、分娩(ぶんべん)進行によって児頭が骨盤腔(くう)内に進入すると、破れた部分が圧迫閉塞(へいそく)されて新たに胎胞が形成され、再度破水がみられる。これを重複破水という。
 破水の異常は高年初産婦に多く、子宮頸管(けいかん)破裂、狭骨盤、胎児位置異常、過強陣痛のほか、頸管の炎症、急激な腹圧、子宮壁の過度拡張などの場合におこる。[新井正夫]

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世界大百科事典内の破水の言及

【出産】より

…陣痛が強くなり,子宮口が全開大に近づくと,胎胞の緊張が強くなり,ついには陣痛発作時に胎胞が破裂して羊水が流出する。これが破水である。破水は第1期の終りにおこることが多い。…

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