過飽和度(読み)かほうわど

最新 地学事典 「過飽和度」の解説

かほうわど
過飽和度

degree of supersaturation

飽和条件からより安定な相へのずれの程度。特に温度差によって駆動力を得る場合を過冷却,その程度を過冷却度という。例えば溶液中の結晶固体)に対する過飽和度は(C−Ce)/Ceで定義される。ここで,Cは溶液濃度,Ceは平衡濃度。気相の場合,分圧Pは平衡蒸気圧Peよりも数桁大きくなることがあり,過飽和比P/Peが過飽和度(PPe)/Peと同様に扱われる。

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参照項目:結晶成長

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 木村

世界大百科事典(旧版)内の過飽和度の言及

【雪】より

…落下速度は,直径1cmで0.8m/s,3~4cmで0.4m/s程度である。
[雪の結晶形を決めるもの――中谷ダイヤグラム]
 1935年北海道大学の中谷宇吉郎は低温実験室内で雪の結晶を人工的に作ることに初めて成功し,つづいて,雪の結晶形はそれが成長するときの大気の温度と水蒸気が補給される度合(過飽和度)で決まることを見いだした(雪の結晶が成長する雲内部の湿度は100%(飽和状態)を超える。この状態を過飽和状態といい,その度合を過飽和度で表す。…

※「過飽和度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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