遶仏(読み)にょうぶつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遶仏」の意味・わかりやすい解説

遶仏
にょうぶつ

仏陀仏像仏塔堂舎などのまわりをめぐること。この場合,めぐるべき対象を常に右手におきながらめぐるので,右遶などともいわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の遶仏の言及

【行道】より

…(1)仏の周囲を右回りに巡って仏を敬礼供養する作法。遶仏(にようぶつ),施遶(せによう)ともいう。インドでは右手を浄,左手を不浄とする思想があり,比丘たちは仏に対して右遶三匝(うにようさんそう)する(右回りに3回回る)のが例法となった。…

※「遶仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」