デジタル大辞泉 「酒の司」の意味・読み・例文・類語 くし‐の‐かみ【▽酒の▽司/▽酒の▽長】 酒のことをつかさどる首長。「この御酒みきは我が御酒ならず―常世とこよにいます」〈記・中・歌謡〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の酒の司の言及 【酒】より …【麻井 宇介】[日本] 酒は古くはひとりで飲むものではなく,集団の儀礼のなかにあって飲むものであった。集団の儀礼は神と人との交流の場であり,そこで用いられた酒は少彦名命,大物主神などの酒の司(くしのかみ)によりもたらされたものとされていた。倭人が酒をたしなんだことは,3世紀の《魏志倭人伝》の記すところである。… ※「酒の司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」