酸化還元波(読み)サンカカンゲンハ

化学辞典 第2版 「酸化還元波」の解説

酸化還元波
サンカカンゲンハ
oxidation reduction wave

電解酸化あるいは電解還元によって得られる加電圧-電流曲線を,それぞれ酸化波あるいは還元波といい,両者をあわせて酸化還元波という.図に示したのは典型的なサイクリックボルタンモグラムにみられる酸化還元波で,ipred(ipox)および Epred(Epox)は,それぞれ還元(酸化)ピーク電流および還元(酸化)ピーク電位という.この図では,横軸右方向に還元電圧を,縦軸上方に還元電流をとり,横軸左方向に酸化電圧を,縦軸下方に酸化電流をとって図示しているが,それとは逆に,横軸右方向に酸化電圧を,縦軸上方に酸化電流をとり,横軸左方向に還元電圧を,縦軸下方に還元電流をとって図示する方法がある.酸化還元反応機構の研究や分析化学などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む