量子井戸半導体レーザー(読み)りょうしいどはんどうたいレーザー(その他表記)quantum well semiconductor laser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「量子井戸半導体レーザー」の意味・わかりやすい解説

量子井戸半導体レーザー
りょうしいどはんどうたいレーザー
quantum well semiconductor laser

半導体レーザーの発光領域である活性層を電子のデバイ長 (たとえば 10nm) に薄くすると,エネルギーレベルが連続から離散的になる量子効果が得られる。この薄い層を井戸層といい,量子効果が得られることから量子井戸という。井戸層を挟む層をバリヤ層といい,井戸層のバンドギャップエネルギーはバリヤ層より狭い。井戸層の数が,1層の場合は単一量子井戸,2層以上の場合は多重量子井戸という。量子井戸半導体レーザーでは,低しきい値,高効率,高周波数特性,狭線幅など高特性が期待されている。

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