量子井戸(読み)リョウシイド

デジタル大辞泉 「量子井戸」の意味・読み・例文・類語

りょうし‐いど〔リヤウシゐど〕【量子井戸】

電子を数ナノメートル程度の半導体薄膜ヘテロ接合によって閉じ込めた構造
[補説]電子は薄膜の面の垂直方向に自由に移動できず、特定の離散的なエネルギー状態をとる。この厚さを変えたり、複数重ねたりすることによって新しい機能をもつ素材をつくることができる。青色発光ダイオード半導体レーザーなどに利用される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「量子井戸」の解説

量子井戸

量子点」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android