金属燃料(読み)きんぞくねんりょう(その他表記)metal fuel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「金属燃料」の意味・わかりやすい解説

金属燃料
きんぞくねんりょう
metal fuel

金属ウラン,金属プルトニウムなどをそのまま原子炉燃料としたもの。初期の高速増殖実験炉では,原子力開発初期の金属燃料開発の経験と増殖性能から金属燃料が用いられたが,低融点,燃料被覆材との相互作用から 10原子%以上の高燃焼度,600℃以上の使用温度の達成が困難とされ,約 2800℃まで変態のない二酸化ウランのセラミックス燃料が使われるようになった。しかし,再処理コストの低減という目的から,1980年代に入り再度金属燃料が注目されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む