釜屋(読み)かまや

防府市歴史用語集 「釜屋」の解説

釜屋

 塩田の中の、濃くした塩水を煮つめて、塩を取り出すための建物です。石の釜に石炭を入れて燃やしていました。釜屋の横にはえんとつがありました。

出典 ほうふWeb歴史館防府市歴史用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内の釜屋の言及

【釜師】より

…釜大工ともいう。古くは釜作専業ではなかったが,室町時代以降,茶の湯の流行に伴い,京都三条釜座がおこると,釜作を専業とする鋳物師が輩出し,釜屋と称し,茶人の好みに応じた釜を鋳造するようになった。足利将軍家においては御釜師の名称も用いられたといわれるが,釜の発祥地とされる筑前芦屋や下野(しもつけ)天命では金屋を称しており,いわゆる鍋・釜や梵鐘,釣灯籠なども製作していたが,金屋大工が一般に釜師と称されるようになったのは,京釜が隆盛した安土桃山時代以後のことと考えられる。…

※「釜屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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