鍋田川(読み)なべたがわ

日本歴史地名大系 「鍋田川」の解説

鍋田川
なべたがわ

木曾川下流のいわゆる御囲おかこい(備前堤)が終わる弥富やとみまえで木曾川本流から分岐し、愛知・三重両県境を流れ、再び木曾川に合流して伊勢湾に注ぐ。川の名称は流域のデルタ地帯が満潮時に水没し干潮時には鍋底形に露出するため。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鍋田川の言及

【木曾岬[町]】より

…古い集落は1585年(天正13)の大地震で覆没し,現在の集落は寛永年間(1624‐44)に知多半島から移住して成立した。以前は西の木曾川,東の鍋田川に挟まれた紡錘形の孤島であったが,1959年の伊勢湾台風の災害復旧で鍋田川が廃川となり,愛知県と陸続きになった。民家は堤防内高地と内部微高地に集まり,耕地には排水機を設置するなど水害対策に努力している。…

※「鍋田川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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