長夜の夢(読み)ながきよのゆめ

精選版 日本国語大辞典 「長夜の夢」の意味・読み・例文・類語

ながき【長】 夜(よ)の夢(ゆめ)

  1. 無明煩悩に覆われて、それと気付かないでいる人の世のはかなさを夢にたとえたもの。
    1. [初出の実例]「なかきよの夢の春こそ悲しけれゆめをゆめとも思はれぬ身は」(出典:桂宮甲本元輔集(990頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む