長泣・長鳴(読み)ながなき

精選版 日本国語大辞典 「長泣・長鳴」の意味・読み・例文・類語

なが‐なき【長泣・長鳴】

〘名〙
① (長泣) 人が長いあいだ泣くこと。泣き続けること。
※能因本枕(10C終)一三一「それには、なかなきをして笑はるるぞかし」
② (長鳴) 鳥獣が長いあいだ鳴くこと。また、長く声を引いて鳴くこと。
書紀(720)神代上(兼方本訓)「遂に常世(とこよ)の長鳴(なかなき)の鳥を聚めて、牙(たかひ)に長鳴(ナカナキ)せ使(し)む」

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