日本大百科全書(ニッポニカ) 「阿波堀」の意味・わかりやすい解説 阿波堀あわぼり 大阪市西区の北寄り、東西に延びるもと運河。東は西横堀川(現在は埋立て)、西は百間堀川(埋立て)を結び、長さ1183メートル、幅14メートル。開削は1600年(慶長5)で、付近に阿波商人が群居したところからこの名がある。堀沿い(もと阿波堀通)には木造船解体業者が多く、解船町(ときふねちょう)の異名があったが、第二次世界大戦後、復興区画整理により、1955年(昭和30)堀は埋め立てられて宅地化し、解体業も消滅、一部は箱風呂(はこぶろ)業に転業した。[位野木壽一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例