消滅(読み)ショウメツ

デジタル大辞泉 「消滅」の意味・読み・例文・類語

しょう‐めつ〔セウ‐〕【消滅】

[名](スル)消えてなくなること。それまで存在していたものがなくなってしまうこと。「相続権利消滅する」「自然消滅
[類語]失う遺失散逸滅失流失消失消散忘失雲散霧散雲散霧消離散四散飛散立ち消え消える失せる散る失する無くなる無くす無くする無くなす喪失する亡失する紛失する落とす払拭

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精選版 日本国語大辞典 「消滅」の意味・読み・例文・類語

しょう‐めつセウ‥【消滅・銷滅】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 消えてなくなること。消え滅びること。消失。絶滅。
    1. [初出の実例]「比至職御曹司西、火漸銷滅」(出典権記‐長保二年(1000)四月七日)
    2. 「自に草苔の生ずるは造也。それが又漸くに消滅し去るは化也」(出典:大学垂加先生講義(1679))
    3. [その他の文献]〔淮南子‐覧冥訓〕
  3. 消えてなくなるようにすること。
    1. [初出の実例]「ねがはくは、法華読誦の功力(くりき)により、刹那妄執をせうめつし」(出典:曾我物語(南北朝頃)一〇)

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普及版 字通 「消滅」の読み・字形・画数・意味

【消滅】しよう(せう)めつ

消え失せる。〔列子楊朱〕生には則ち賢愚貴賤り。是れ異なるなり。死には則ち腐(しうふ)り。是れ同じきなり。

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