阿蘇弘(読み)アソ ヒロシ

20世紀日本人名事典 「阿蘇弘」の解説

阿蘇 弘
アソ ヒロシ

昭和期の小説家



没年
(生没年不詳)

出生地
東京

経歴
給仕、印刷工などとして働き、昭和7年「慰問金」を「プロレタリア文学」に発表。以後「待機」「工場新春」「邦子」などを発表。9年、文学建設者同人。10年アナーキックな心情から次第に階級的に覚醒していく印刷労働者の姿を日記風に描いた「少年」を林房雄との共著という形で刊行し、注目された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android