小説家(読み)しょうせつか

精選版 日本国語大辞典「小説家」の解説

しょうせつ‐か セウセツ‥【小説家】

〘名〙
小説①をつくる人。特に、中国白話小説の作者や、わが国のそれにならったり翻案したりした作品の作者、また江戸期の戯作などの作者。稗官
※談義本・万世百物語(1751)序「古今小説家(セウセツカ)の載るを見るに、怪談伝奇枚挙に遑なし」
② 小説②を創作することを業とする人。文士作家
※小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「此感情に投合してもて人心をたのしましむるは即ち美術家の務にして我小説家(セウセツカ)の目的なり」

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デジタル大辞泉「小説家」の解説

しょうせつ‐か〔セウセツ‐〕【小説家】

小説を書くことを職業としている人。作家。
中国古代の諸子百家の一。小さな巷説こうせつを拾い集め、伝えたもの。
[補説]書名別項。→小説家
[類語](1作家文学者文士文豪文人文芸家随筆家評論家批評家エッセイスト

しょうせつか【小説家】[書名]

村井弦斎の小説。明治29年(1896)、上下2巻で刊行

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世界大百科事典 第2版「小説家」の解説

しょうせつか【小説家 Xiǎo shuō jiā】

中国古代の諸子百家の一つとして《漢書》芸文志に見える。そこに録された書籍から推して,九流に分属できなかった依託(擬作)の文献で,内容が浅薄または迂誕(大げさで実際的でない)と評定された一群である。周王朝の中央職官〈王官〉から諸子が派生したとする班固は,この流派が〈稗官(はいかん)(地方行政職員)〉に淵源する,と説く。〈小説〉とは,瑣細な話柄のことで,街談巷語(町のうわさ話)の細事を集め,閭里(むら)の見聞を書きとめて,治身理家(一家の経営や処世術)のに供したり(桓譚《新論》),余暇の娯楽とした(張衡〈西京賦〉)ものであったらしい。

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