精選版 日本国語大辞典 「降ち行く」の意味・読み・例文・類語
くたち‐ゆ・く【降行】
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 次第に傾いてゆく。衰えてゆく。また、夜が更けてゆく。
- [初出の実例]「笹の葉にふりつむ雪のうれを重み本くたち行我が盛りはも〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八九一)
- 「夜くたち行まて公世の家にかたらひて」(出典:菅江真澄遊覧記(1784‐1809)牧乃冬かれ)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...