降水効率
こうすいこうりつ
efficiency of precipitation
        
              
                        地表面の乾湿の度合いを表すために考え出された量で,年蒸発量に対する年降水量の比。P-E指数ともいう。蒸発量についての気候資料は十分ではないため,通常気温の関数で置き換える。アメリカ合衆国の気候学者チャールズ・W.ソーンスウェートが 1931年に発表したものが特に有名で,月降水量 r を mm,月平均気温 T を℃で表すと, である。ただし,i は i 月の平均値を意味する。この比率は植物の分布と密接な関係がある。
 である。ただし,i は i 月の平均値を意味する。この比率は植物の分布と密接な関係がある。
                                                          
     
    
        
    出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
	
    
  
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		世界大百科事典(旧版)内の降水効率の言及
    		
      【気候示数】より
        
          
      …なお植生分布に対応する示数としてK=P/(W+20)(W<100の場合),K=2P/(W+140)(W>100の場合)を乾湿示数と名付けている(P(mm)は年降水量)。
[降水効率precipitation effectiveness]
 月降水量P(インチ)を月蒸発量E(インチ)で割った比(P‐E比)を12ヵ月合計してこれを10倍したものを降水効率またはP‐E示数といい,C.W.ソーンスウェートが気候分類(旧分類)のために考案したもの。蒸発によって失う水分を考慮した降水の効率を意味する。…
      
     
         ※「降水効率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
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