蒸発量(読み)ジョウハツリョウ

世界大百科事典 第2版の解説

じょうはつりょう【蒸発量 amount of evaporation】

蒸発とは液体または固体の表面だけから気化が行われる現象をいう。気象学や水文学で問題となるのは,水または水蒸気となって空気中に逃げていく現象であり,蒸発量といった場合は水の蒸発量をさす。蒸発量を測定する器械蒸発計といい,ふつう測候所などでは円筒容器に水を満たしその水位変化により測定する。1日の蒸発量は季節によってもちがうが,真夏の快晴でも数mm程度である。蒸発量を大規模に見ると,低緯度ほど量は大きいが(年間100~150cm),降雨量と蒸発量の差は緯度10゜~30゜(北緯南緯とも)の亜熱帯高気圧域の海が最も大きく,年間50cmにも達する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

じょうはつ‐りょう ‥リャウ【蒸発量】

〘名〙 単位時間(一日が用いられることが多い)に蒸発してゆく分量。あらかじめ一定の容器に一定の水を入れ、これが単位時間に減少する割合を、深さの減少として単位ミリメートルではかる。→蒸発計。〔電気工学ポケットブック(1928)〕

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