陽画感光紙(読み)ようがかんこうし(その他表記)diazotype paper

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陽画感光紙」の意味・わかりやすい解説

陽画感光紙
ようがかんこうし
diazotype paper

ジアゾタイプ感光紙ともいう。感光性ジアゾニウム塩を感光物質としてこれを紙支持体に塗布,乾燥させた複写用感光紙。画像露光を与えたのち非画像部に残留する未分解ジアゾニウム塩を発色剤 (カプラー) の存在下でアルカリ性雰囲気中で現像すると,アゾ色素から成る陽画像が形成される。

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改訂新版 世界大百科事典 「陽画感光紙」の意味・わかりやすい解説

陽画感光紙 (ようがかんこうし)

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世界大百科事典(旧版)内の陽画感光紙の言及

【ジアゾタイプ】より

…この光化学反応と,ジアゾニウム塩がフェノール類,ナフトール誘導体と反応して発色することを利用するのがジアゾタイプである。すなわち,紙の支持体にジアゾニウム塩水溶液を塗布し,乾燥して感光材料(陽画感光紙,またはジアゾタイプ感光紙という)を作り,これに文書,図面を紫外線で焼き付ける。原稿の黒い部分は紫外線を吸収するので,この部分の感光材料上のジアゾニウム塩は残り,原稿の白い部分に相当する感光材料上のジアゾニウム塩は分解する。…

※「陽画感光紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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