…その高い技術を見込まれて,各藩の御用紙や藩札などをすき出した。明治以後,新たに雅邦紙(がほうし)などの日本画用紙を開拓し,大画面に応じた3間(約5.5m)四方の巨大な紙や,中絶していた麻紙(まし)の復興など新しい工夫を行った。そのほか襖(ふすま)紙を飾る各種各様のすき模様紙(美術小間紙)の技術を開発したり,ヨーロッパのためすきをとり入れた局紙をすくなどの創意工夫に努めた。…
※「雅邦紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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