デジタル大辞泉 「鞘絵」の意味・読み・例文・類語 さや‐え〔‐ヱ〕【×鞘絵】 刀の鞘に映し出して見る絵。オランダ人が伝えたもので、ガラス器などに平たく描いてある絵を鞘などに映すとよくわかるようになるというもの。江戸中期に流行。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「鞘絵」の意味・読み・例文・類語 さや‐え‥ヱ【鞘絵】 鞘絵〈三養雑記〉〘 名詞 〙 刀の鞘にうつして見る絵。横に平たく描いた絵で、黒蝋塗の鞘などの湾曲面に写してみると、形が正しく見えるもの。オランダ伝来で、明和・安永(一七六四‐八一)の頃に流行。笑い絵などもあった。写し絵。さやうつし。〔随筆・秇苑日渉(1807)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例