音羽丹七(読み)おとわたんしち

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「音羽丹七」の解説

音羽丹七
(通称)
おとわたんしち

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
関東小六後雛形
初演
明和7.7(江戸市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の音羽丹七の言及

【淡島信仰】より

…続いては70年(明和7)秋市村座で上演された《関東小六後雛形(かんとうころくのちのひながた)》で,市村亀蔵の丹波屋七郎兵衛(丹七)が淡島願人となって廓へ入り込み,中村喜代三郎の扮する音羽と恋を語るという形で上演された。丹波屋九郎兵衛と兵庫屋の遊女音羽が心中を謀って失敗し,心中禁止の令にふれ日本橋で3日間晒し者にされたという1731年(享保16)7月の事件に基づいて脚色されたのが〈音羽丹七〉の作品である。そして丹七は関東小六と同様に淡島願人となる設定が一般的となった。…

※「音羽丹七」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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