20世紀日本人名事典 「須川栄三」の解説
須川 栄三
スガワ エイゾウ
昭和・平成期の映画監督
- 生年
- 昭和5(1930)年9月8日
- 没年
- 平成10(1998)年10月2日
- 出生地
- 大阪府大阪市西区新町
- 学歴〔年〕
- 東京大学経済学部〔昭和28年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- ファンタジー・スリラー・SF国際映画祭グランプリ(ベルギー)(第9回)〔平成3年〕「飛ぶ夢をしばらく見てない」,アジア太平洋映画祭特別賞(第36回)〔平成4年〕
- 経歴
- 昭和28年東宝撮影所に入社。助監督として成瀬巳喜男らにつき、33年「青春白書・大人には分らない」で監督デビュー。34年「野獣死すべし」で注目を集めた。以後、「ある大阪の女」「僕たちの失敗」「けものみち」「野獣狩り」などを発表。51年東宝を退社し、須川プロを設立、「日本人のヘソ」(ATG提携)を製作・監督。「僕たちの失敗」などテレビドラマの脚本、演出も手がけた。61年には10年ぶりに「蛍川」を発表。平成2年「飛ぶ夢をしばらく見ない」が最後の監督作品となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報