山川 日本史小辞典 改訂新版 「預金封鎖」の解説
預金封鎖
よきんふうさ
第2次大戦直後のインフレーション対策として,1946年(昭和21)2月預貯金の払出しに制限を加えた措置。金融緊急措置令・日本銀行券預入令により,1人100円に限って旧紙幣と新紙幣の切換えを図るとともに,それ以外の旧紙幣を金融機関預金として封鎖した。そして一定額の生活資金・事業資金のみ制限枠内の引出しを認可したが,インフレ対策としての実効性に乏しく,47年5月制限枠撤廃に至った。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報