預金封鎖(読み)よきんふうさ

知恵蔵miniの解説

預金封鎖

一定期間、銀行預金の引き出しを制限あるいは禁止すること。政府による財政対策、犯罪対策などを理由に、非常時の特例として行われる。日本では第2次世界大戦後の1946年2月16日、膨大に膨らんだ政府の負債を減らすために行われた。その9カ月後には、10万円(当時)以上の資産を持つ世帯に25%~90%の税(資本課税=capital levy)が課されている。近年では、マカオにある北朝鮮の銀行口座が犯罪の温床であるとして米国主導で同口座を凍結させた他、2013年3月にキプロス共和国が預金封鎖を実施、預金額10万ユーロ以上は9.9%、それ以下には6.6%を一律課税した例などがある。

(2015-3-3)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典内の預金封鎖の言及

【金融緊急措置令】より

…1946年2月17日,GHQの指令にもとづき,総合的インフレ対策の一環として公布施行されたモラトリアム法令。同令と同時に日銀券預入令,臨時財産調査令,食料緊急措置令,物価統制令などが公布施行されている。2月17日現在で預金等の金融機関の債務を凍結し,3月3日を期して旧円と新円とを切り換え,1人100円に限って新円との交換を認め,それ以上の旧円(5円券以上)はすべて金融機関に預け入れさせ,既存の旧円預金ともどもこれを封鎖した。…

※「預金封鎖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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