精選版 日本国語大辞典 「頼み渡る」の意味・読み・例文・類語
たのみ‐わた・る【頼渡】
- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 頼みに思って過ごす。末長くたよりに思う。
- [初出の実例]「あしたには、もしや人やおとづれ給ふとまちくらし、ようさりには、かげにや見ゆるしとたのみわたる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...